はとぶん

旅するゲームプロデューサーの妄想ブログ

笠森トレッキング②

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笠森寺を出発してから約1時間半かけて野見金公園に到着。

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わざわざ1.5時間ぐらいかけてトレッキングしてきたのだが、高台で見晴らしがいいこと以外は本当に何もない公園である。まあそれだけにさほど人もおらず静かだし、周りに紫陽花の花畑が広がっていてなんとも清々しい。

 

「最近カフェができた」との噂を耳にしていたので、そこでランチをとることに。

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そのカフェは高台の広場にポツンと建っていた。時刻は14時ころだが、昼をとらずに移動し続けたので、相当腹も減っている。早速中に入り『ちょな丸カレー』のサラダドリンクセットを注文。

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白米ではなく黒米を使ったカレー。ルーとライスはおかわりできるのがうれしい。食後はマンゴージュースを嗜みながら、最近図書館で借りてきた本を消化する。

「ほわ〜理想的な休日の過ごし方じゃ~」

 

1時間ほど休憩して復路につくことに。できれば戻りは違うコースを通りたかったのだが、どうにも都合のいい道がなさそうなので素直に同じコースで戻る。まあ多少疲労感があるが、往路同様に1.5時間ぐらいで戻れるでしょう…とか考えていたのだが、この体は想像以上に悲鳴を上げていたらしい。

舗装された道路から急勾配の階段を昇って山道に入るとき、事件は起きた。

 

「ん?膝が曲がらんぞ??」

いや、膝が曲がらないのではなく太腿が痙攣して動かないのである。しかも両足同時に。それに気づいた瞬間に腿の筋肉に痛みが走る。立っていられない。手すりに体重を預けつつ慎重に階段に尻をつく。

「いででででで!!(涙」

 

足を動かしたいのだが全然力が入らない。生まれたての小鹿の姿が思い浮かぶ。恐らく攣っているのだろうと思うのだが、こんな症状は初めてなので得体のしれない不安がこみ上げる。

「やばい…。これもしかして助けを呼ばなければいけないパティーン?」

蝉の声が鳴り響く。汗が止まらない。

 

そんな心配も徒労の終わり、1分ほど経過して漸く膝の自由が復帰していく。痛みは残るが、立って歩けるのを確認。「これなら何とか…」と思いつつも、無理するとすぐに元に戻りそうなので割と慎重に、特に昇りは枝などを掴んで足への負担を減らしつつ前進。疲労感パねぇ…。

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所々でペースを落とし、結局を2時間ほどかけて漸く本堂の裏手が見えてくる。

「帰ってきたー!!」

もうあとは参道を下って駐車場に戻るだけ。足取りも軽く急ぎ足になる。(コレガヨクナカッタ…)突然足の自由が奪われ腿に激痛が走る。

「ぐはぁ!」

その場で腰をおろそうかと思ったのだが、こんなところで(汗だくのジジイが)地べたに座り込んだら、おせっかいな参拝者が救急車とか呼んじゃうかも!?と思い、(膝が曲がらないので)ロボットダンスの如く足を前に出して何とか車まで戻る(その距離30mぐらい)。息も絶え絶えである…。

 

(後日談)

その後1週間ぐらい太腿・脹脛が張っていたのだが、漸く痛みも引いて気にならなくなってきた。脚が攣る原因(よく言われるの)は加齢、冷え、筋肉疲労、脱水症状らしく、まあ全部あてはまっているのだが往路で休憩を入れず水分をとらず移動し続けた結果、過度の筋肉疲労を引き起こしてしまったのではないかと。気温も30度近かったし、こんな日は大人しく家でゴロゴロしてろってことだね(教訓)。

 

(余談)

参道を下っている途中で芭蕉の句を発見!

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『project575』のプロデューサーとしては見逃せませんぞ(w