はとぶん

旅するゲームプロデューサーの妄想ブログ

楽曲アルバムを作ったお話

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先日アルバムをリリースした。何故「CDをリリースした」と言わないのか?というと、ダウンロード専売の為その表現が事実と異なっているからだ。とはいえ自分が作詞作曲で参加したアルバムが販売されることは実に感慨深いもので、無事リリースを迎えられたことを関係各位に感謝する次第でありマス!

 …実はこのアルバムの販売企画、最初は反対の立場だった。理由はいろいろあるのだが、一番の理由はビジネス的な観点から商品化する意味づけが薄いと考えたからだ。それに、自分の作った楽曲が入っているだけに自己満足的な商品になってしまう。つまりプロデューサーという立場(としての美学)に反するワケ。

 

じゃあ何で売る方向に転じたのかというと、それはメンバーの情熱に煽られたから。自己満足でも何でもいいから商品として世の中に出すことで、我々も我々のコンテンツも報われるかなーと思った次第。
あとは「20年近くこの会社で働いているのだから、それぐらいのワガママ良いじゃない?」って、自分で自分を説得した。何となくそういう心境だったのだ。

 

でもどうせ売るならやれる範囲でできる限りのことをしようと思い、歌詞カードや販促用のクロスフェードムービーを作ったり、リリース文や公式webの記事を作ったりと、一月ほどかけてどっぷり趣味…もとい現場ワークに浸ってみた。費用対効果に見合わないことは重々承知だったのだが、自己満足だろうと何だろうと売るって決めて動き出したのだから、売るための最善の努力はするべきだ。ある意味自己犠牲を強いることで自分のワガママを自分に許してもらおうというハラである。

 

そんなかんなで結構面倒なことをいっぱいやったのだが、そのおかげで心地いい達成感を得ることもできた。あとは予想以上に売れてくれれば何もいうことはないのだが、まあ適当なタイミングで数字を確認するとしよう(幸い棚から無くなることも無いワケだし)。売れたら新曲作るかなw

 

もちろん自分もiTunesで購入。ファンの立場で買って聴くまでが仕事だからね。帰宅中の車の中で大音量で聴いていたら、いろいろな思い出が蘇って来てぶわっと泣きそうになった。レベルリセットの歌詞は、ドジっ娘妄想をかなり繰り広げて作ったんだよね。ほんとやりたい事を目一杯詰め込んだプロジェクトだったなぁ…(遠い目

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