親父の厨房(しめ鯖)
先日の2月3日(節分)恵方巻代わりに手巻き寿司を作ることに。
中に入れる適当な具を買ってこいとパシリに出されたので、なるべく費用対効果の高い(安くてボリューミー)な食材を物色。どの魚も平均的にそれなりに高価なのだが、商品群の中に"鯖の切り身"を見つける。
その隣には刺身用に盛り付けられたしめ鯖のパックがあったのだが、それに比べて明らかに量も多いし安価。
「これって刺身で食えるのかしら?」
一抹の不安はあったのだが、まあ大丈夫でしょうと楽観的に考え購入。
帰宅後案の定「これは煮つけとかにつかうもの!(# ゚Д゚)」って女房に叱られる。。。
そんな前置きはどうでも良いのだが、とにかく手巻きには使えなかったわけで、焼いて食おうかとも思ったのだけど「どうせならツマミにしてしまおう!」というわけで“しめ鯖”に初挑戦することに。
用意したのは
・鯖の切り身(2枚おろし)
・塩
・酢
・砂糖(足らなくて黒糖を入れてみる)
あと
・バーナー
①鯖を塩をまんべんなくまぶす。
ケチらず塩漬けぐらいにするのが作法らしいけど、そんなことすると女房が怒り狂うのでまあ程々に。これを冷蔵庫で一晩寝かす。
②冷蔵庫から取り出して水洗い。
③酢と砂糖を混ぜて、鯖を漬け込む。
割合は2:1ぐらいらしいけど、これも適当に。ケチらずに完全に浸る量にするのがセオリーらしいが、経済的事情により「まあ浸かっているよなー」ぐらいの量で妥協。肝心の砂糖が全然足らなかったので、子供たちのオヤツストックの中にあった黒糖を砕いて入れてみたり。これを冷蔵庫で5~6時間寝かす。
④冷蔵庫から取り出して、拭いて、骨抜き。
切り身を買ってきたのだが、いくつか細かい骨が残っていて、これが結構頑固モノ。骨抜き用のピンセットとかあると便利かも。
⑤というわけで完成。
皮取った方が良いのかしら?でも寿司のしめ鯖とか皮付いていたような…。
とりあえず食ってみましょう。パクっとな!
・・・
確かにしめ鯖の味なのだが、何だろう?もっと美味しいのを知っている。
深みがないというか、何か淡泊な味なんだよね。あと皮がすこし固い気がする。
というわけで、キャンプに使っているバナーを持ってきて、皮を炙って食してみる。
「むほっ♥」
これはけしからんね。焼きサバとしめ鯖の中間という感じかしら?めちゃめちゃ飯が食いたくなる!
とまあ、こんな感じで初挑戦にして成功したのか失敗したのかよく判らない結果に。結局ツマミではなく翌日のオカズになりましたが、魚が嫌いな子供たちも気に入ってバクバク食べていたので、まぁ良しとしましょう!