ハノイで知った5つの「ほう!」 その③
2018年6月現在、1VND(ベトナムドン)は約0.005円。1円は約200VND。1万円換金すると、約200万分のVND札になるわけ。約100倍(あるいは1/100)換算な楽なのだが、1/200とかになるととりあえず1/100にしてさらに半分してーとか、とりあえず瞬時に変換できない。 さて、今回はみんな大好き”お金”の話です。
職種によってだいぶ差があるのだが、ベトナム人の平均月収は日本円にすると約3万円。日本の大卒初任給の1/8ぐらいだけど、昇給値は高くすぐにポポーンと2倍ぐらいになるらしい。これも昨今の急激な経済成長が背景にあるからでしょう。(ウラヤマシイ…
現在この国は異常な建築ラッシュの真っ只中にあり、建築関係者は引く手あまたで(残業代も含め)給料はかなり良いらしい。たしかに東西南北何方を向いても建設しているのか解体しているのか判別できないビルが多数確認できる。
その背景には外資系起業の進出があげらるのだが、実はそれだけではなく事業家志望の若者が多いことも要因となっているらしい。つまりオフィスを必要としている人の数が多いのだ。
海外企業の進出や新たに事業を起こそうとしている人が多いということは、それだけ外資の流入や融資案件によって銀行が潤っているってこと。そこら中の銀行が7%超の(定期預金の)金利を示している。
ちなみに個人の預金利息には5%の源泉徴収税が課せられるで実際の利益は×95%ぐらいになるけど、それでも100万円あずければ3年後には66500円儲かるわけだから美味しい話だ。
もちろんインフレリスクもあるのだが、まだまだ急傾斜の経済成長が続いているので、そんな簡単にはVNDの価値も下がらないと思うわけですよ(むしろ現在が底辺にある様な…)。
そんなわけで「嗚呼、いま俺に遊休している現金があれば…」と思うのだが、仮に金があったとしてもいくつか問題があり、
①現金での預け入れができない場合が多い(らしい)。
②できたとしても日本円からの両替手数料がかかる。
③なので基本日本円を日本から高額な送金手数料を払って預けるのが一般的。
④満期がきて現金化する場合も同様。高額な送金手数料を払って日本に。
⑤その場で現金にしちゃえばいいじゃん!って思うけど、現金の持ち出しは一回につき5000ドル以下(外貨の持ち出しは厳しいらしい)。
⑥そして外貨に対しては預金保証がない(VNDの場合は約25万円まで保証)
とまあ、そんなわけで労力や手数料のことを考えると、少額だと思ったよりうま味が少ない。額が多いとインフレリスクも気になるし。。。
まあ預金に限らず投資証券とかも日本ではありえない利率を提示しているものも多いということで、所々で「投資してみない?」って勧められる。
嗚呼、いま俺に有給している現金があれば…orz