はとぶん

旅するゲームプロデューサーの妄想ブログ

ハノイで知った5つの「ほう!」 その②

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東南アジアは全体的に物価が安い印象があるけれど、旅行の際に必要不可欠な宿代に関しては、他の商品と同じような比率で安いかというと、決してそういうわけではない。 

というわけで、今回は旅行者や駐在員目線の""について語ってみる。

今回自分が泊まった宿はハノイのITストリート:ズイタン通り近辺にある三ツ星ホテルで、ツイン・朝食つき・Wifiありで一泊の宿代は(手数料込みで)3,000円いかないぐらい。 

この辺はセントラルから少し離れているのでホテルの数もそんなに多くはないのだが、周囲のホテルと比べればまあ安い方だと思う。ちなみに旧市街の近くだとホテルの数もかなりあるけれど、三ツ星クラスで5,000円前後のホテルが多い様に見受けられる。 

5,000円いくと日本のビジネスホテルとそんなに変わらない値段!人件費で比較すると恐らく日本の1/5ぐらいなのになぜこんなにお高いのかというと、宿代が定まる大きな要因は、人件費よりもむしろその地域の土地代にあるからだ。 

 

ベトナムは現在不動産バブルに近い状況で、市街中心地はもちろん郊外の土地もかなりお高めとのこと。ちなみに2年ぐらい前にヤンゴンミャンマー)のホテルに泊まったのだけど、一泊3,300円ぐらいだったかな?この国も急激な経済成長の真っ只中にあり、平均年収や物価と比較して宿代は異常に高い印象を受けた。 

 

もちろんもっと安いホテルもあるし、ホテルじゃない宿を選ぶことで宿泊費を抑えることもできるのだけど、今回は仕事での訪問ってこともあり、それなりの設備とサービスを求めての値段ということで目安にしてほしい。 

 

『住:駐在員の仮住まい”サービスアパート”』 

キンマー地区というエリアがあって、ここらは日本起業も数多くオフィスを構えていて、当然駐在員向けの住まいも多い。いわゆる日本人街だ。 

駐在員の多くは”サービスアパート”と呼ばれる、家具や食器類、電化製品が生活設備が完備された賃貸マンションを利用している。玄関にはコンシェルジュや警備員が常駐していて、通常週3日程度のハウスキープ(掃除・洗濯)サービスが付く。 

 

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今回見せてもらった部屋は単身者向けということもあり、40㎡ぐらいのサイズ。40でも日本の単身者向けアパートに比べれば贅沢すぎるぐらいの広さ。一通りの家具は揃っていて(必要ないけど)収納スペースもバッチリ。日本のテレビ放送が受信できて、ネットインフラは光回線。ウォータースタンド。週三日のハウスキーピング&浄水補給。 

バスタブもあるけれど、給湯が(30リッターくらいの)タンク式なのでたっぷり湯をはることができないのが難点。水道事情なのか多くのマンションはタンク式らしい。家賃は月$600ぐらい(水道代込み。電気代別だったかな?)。 

 

そもそもこのサイズのアパートは数が少ないらしく、単身者向けでも60~80㎡のアパートを紹介しているとのこと。それだと$1,000ぐらいはいくらしい。 

 

10万だせば都心近郊でも鉄筋のマンション借りれるからね。高いは高いと思う。まあそれでも現地で生活用品を買いそろえる煩わしさや、セキュリティ面サービス面を考えれば、妥当な金額なのかも。安いホテルに30日泊まっても同じぐらいだけどね。 

ちなみに日本のサービスアパートだと、ワンルーム(30㎡ぐらい)で約20万円(場所は池袋)。こちらも利用者はやはり海外(主に中国)からの駐在員。比較対象ではないけど、やはり外国人向けの”住”サービスは高いのだ! 

 

余談だけど、このサービスアパートも契約の隙間でホテル(いわゆる民泊)として利用されている。賃貸の設定価格に比較すると思うけど、自分が検索したホテルは一泊1,500円ぐらいだった。とりあえず一回ぐらい泊まってみて、どういうものなのか体験してみるのも悪くないかも。 

 

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